2020年あのコロナ禍に突入直後に初代会長から数えて四代目会長としての任をお受けしました、和洋女子大学の鬘谷要です。
本会は昭和62年に3名の発起人と16大学30名の有志によって産声を上げて以来、35年にわたり千葉県下の私立大学の学生部・学生課の皆さんと、常に学生を支えるための情報交換とそのための勉強の場を皆さんの力で作って参りました。
我々の会は、お互いの強固な信頼関係を礎に、個々の大学の垣根を越えて、学生の抱える様々な問題、それを支える我々の在り方など、学生生活と学生支援に関するあらゆる課題を、常に真剣に思いやりを持って議論出来る場であり、その事が何より我々の財産であると自負しております。
時にはライバルとなる同じ地域の私立大学同士でありながら、ともに学生を支え学生と一緒に歩いてゆく盟友としての一体感のなかで、赤裸々な相談には常に我が事として向き合い、真摯な議論と惜しみない情報共有により築いてきた互いを支え合う輪は得がたい宝となっています。
我々のような全県での活動は全国でも例が無いようで、全国規模の研修会などでは、他県の方々から我々の活動に大変興味を持って頂いているところです。
2020年からは未曾有の事態としてコロナ禍に見舞われておりますが、年二回の協議会はオンラインで継続・堅持し、この2年間で4回の大会を無事成功させ、コロナ禍の緊急課題についても情報交換と共有の機会を維持し、本会の役割を確かに果たしております。
我々は、今後もこの活動を充実させることにより、混乱と混沌を極める今日の社会の中で、時に翻弄される学生の学びと生活を守り、我々全員で千葉県の学生を支えることが出来れば、それが一番の願いとするところです。